開発したECCUBEのソースとデータベースのデータを、最後にお客様に納品(移行)が必要です。
ここでの納品とは、納品物の作成と本番リリースのことを指します。
本記事では、ECCUBE移行に置ける納品物の作成手順と本番リリース手順を掲載します。
※開発環境⇒開発ツー:EclipsePHP WEBサーバ:lolipopレンタル DBサーバ:lolipopレンタルでのMysql
※本番環境⇒lolipopレンタルサーバ
まず、ECCUBEの納品物の作成について
開発の際に発生した不要なファイル・ログや一時データなども含まれている。そのままでお客様への納品物に入れてしまうと、間違いなく怒られる。
また、本番運営したら、これらのごみデータによって何かがのトラブルを発生するコースも少なくありません。特にお金に関わるトラブルが大変だと思う。
ここでは、納品物の作成メモを公開します。
<1> 開発環境でのプロジェクトソースとDBデータを利用して、一時環境を構築します。
手順:
⇒開発DBからsqlとそれのデータをエクスポートし、一時環境DBにインポートする。
・エクスポートしたxxxx.sqlファイルを開いて、開発用のドメイン名を、一時環境用ドメインに一括置換する。
※例:開発ドメインdevelop.zanmai.netを、一時環境用ドメインtemp.zanmai.netに一括書き換える。(数十個かもしれない)
・一時環境DBにインポートする。
※lolipopで簡単にDBの作成やxxxx.sqlファイルのインポートができる。
⇒開発版のプロジェクトソースをコピー&修正し、一時環境にプロジェクトソースをアップロードする。
・data/config/config.phpファイルにて、ドメイン情報を修正。
修正前:define('HTTP_URL', 'http://dev.zanmai.net/');
define('HTTPS_URL', 'http:///dev.zanmai.net/');
修正後:define('HTTP_URL', 'http://temp.zanmai.net/');
define('HTTPS_URL', 'http:///temp.zanmai.net/');
・data/config/config.phpファイルにて、DB接続情報を修正。
修正前:define('DB_SERVER', 'mysq1234.phy.lolipop.lan');
define('DB_NAME', 'LAA01234-dev');
修正後:define('DB_SERVER', 'mysq5678.phy.lolipop.lan');
define('DB_NAME', 'LAA05678-temp');
・修正したソースを一時環境にアップロードする。
⇒一時環境のURLをアクセスし、成功したかを確認
※エラーを発生したら、エラー情報を確認し、解消してください。
<2> すべての画面・機能を検証する。
例:ユーザ新規登録、買い物、商品展示など
<3> 構築した一時環境の管理画面にログインし、整理する。
⇒ユーザ管理画面ですべてのユーザを削除する。
⇒本番用の管理者リストを作成する。
※お客様の要求によって、営業アカウントと店舗オーナーアカウントが要るかもしれない。
⇒すべてのテスト商品を削除
⇒不要なテンプレートファイルや、不要な画像、ログ、不要なCSS、smartyでのtemplate_c配下のキャッシュファイルなどを削除。
<4> また、手順<1>のように、本番用の設定情報に書き換える。
<5> プロジェクトソースとDBデータを抽出し、納品物を作成する。
次、本番リリースの手順です。
<1>納品物のDBデータを本番DBサーバにインポートする。
<2>納品物のプロジェクトソースを開いて、.htaccessに外からのアクセスを制限する。(IPで制限など)
※現段階には、内部ユーザのみアクセス許可
<3>プロジェクトソースを本番サーバにアップロードする。
※内部確認し、OKならば、次へ進む。
<4>リリース許可の指示があれば、.htaccessで外からのアクセス制限を解除し、一般公開します。
以上で、本番リリースの手順でした。
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zanmai @2016年03月31日
» ①②③④の順で設定できるはず。…