2年前から、週末になると頭が痛くなることが多い、最初はストレスとの原因だと思ってた。実はそうではなく、偏頭痛です。「週末だけ偏頭痛?」はちょっと理解しにくいですが、その理由があります。それはコヒーです。
そう、平日での食後コヒーを飲むから。カフェインは編頭痛を治せるため。
インターネットで偏頭痛に関する情報を調べました、ここでメモする。
■片頭痛とは?
○慢性頭痛の1つ。
○片頭痛の原因は、頭の中の血管が強く拡張するためと考えられている。
○痛みの強さは日常生活に支障が出るほど激しい
○国内患者数は約840万。
○片頭痛の人は脳梗塞になりやすい。(倦怠感が出てくれば要注意)
○2親等以内に頭痛持ちがいることが多い。
○子供の時に喘息だった
■片頭痛の正体はセロトニン
○「頭の片側がズキンズキンと痛む片頭痛は、肩こりがひどくない時にも起きる。
片頭痛を起こしている人の脳の血流を調べると、痛みが起きている部分の血液量が増えている。そして、その時の血液には、 『セロトニン』という物質が大量に含まれている。
○このセロトニンは、傷口から出る血液を凝固させる物質。
これが何らかの原因で血管に紛れ込むと血管を収縮させた後、必要以上に膨張させてしまうため、神経が引っ張られて痛むのだ。
○片頭痛のメカニズムには三叉神経が関係している。何らかの刺激で、セロトニンが異常に放出されると、脳の血管が収縮する。次に、血管が急激に拡張し、血管を取り巻く三叉神経が圧迫されて片頭痛を引き起こす。
○片頭痛が脈を打つのと同じリズムで「ズキズキ」と痛むのは、送られてくる血液で血管がさらに太くなるからだ
○女性ホルモンの変動や疲労なども、セロトニンの異常放出の引き金になる。
○また片頭痛の場合は、痛む前にものが見えにくくなったり、視界の中心部に白い光が見えることもある。
■片頭痛の特徴
○頭痛の前兆
・目の前に稲妻が光った
・ノコギリのような波の形をしたものが、ギラッと光った
・ギラギラ光るものが見える
・頭の中で電気がショートした時のように光る
○痛みの特徴
・痛みが発作的に生じる
・多くは頭の片側で(両側の場合もある)
(ズキズキ)
(ズキンズキン)
(ドクドク)
(ガンガン)・・・痛む
・数時間~3日間ほど続いたあと自然に治まる
■
片頭痛の対処
●頭を冷やすと痛みを忘れる
●カフェインの入った飲み物
●頭を手ぬぐいで締め付ける
■
片頭痛の予防薬
A:カルシウム拮抗薬
カルシウムイオンが細胞に入るのを防いで血管収縮を防ぐ。片頭痛の発作はほぼ一定の間隔で襲ってくるのが普通なので、予防的に使うとができます。代表的な薬はロメリジン(塩酸ロメリジン<一般名>)です。脳の血管に作用して血流量を改善し、頭痛の回数や発作を軽くします
・ベラパミル塩酸塩
「ワソラン」
・ロメリジン塩酸塩
「テラナス」「ミグシス」
B:抗ウツ薬
精神的ストレスが大きくて気分が暗くなっている人に
・アミトリプチリン塩酸塩
「トリプタノール」
C:エルゴタミン製剤
発作の前に飲むのが効果的で、閃輝暗点といって視野にギザギザ型のまぶしい光が現れるなど片頭痛の前兆を伴う人や、そろそろ頭痛が出てくるかな?といった予感がある人に適します。
ただ、全身の血管を収縮させるので、心臓疾患などのある人や高齢者には避けた方がいいでしょう
・ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩
「ジヒデルゴット」
D:β遮断剤
血管壁にあるβ受容体に働き、血管の拡張を防ぐ
・アテノロール
「テノーミン」
・ニプラジロール
「ハイパジール」
・プロプラノロール塩酸塩
「インデラル」
・メトプロロール酒石酸塩
「セロケン」「ロプレソール」
E:抗セロトニン薬
血管を収縮させる生体内物質であるセロトニンの作用を抑える
・ジメトチアジンメシル酸塩
「ミグリシテン」
・シプロヘプタジン塩酸塩水和物
「ペリアクチン」
■片頭痛の発作の時の医薬品
筋弛緩薬
頭全体が締め付けられるような慢性頭痛の緊張型頭痛では、首や肩こり(筋肉の収縮)が主因の場合が多いので、筋弛緩薬を使います。
非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)
「アスピリン」「アルボ」「インテバン」「インフリー」「オステラック」「クリノリル」「サルソニン」「ソレトン」「オパイリン」「ナパノール」「ニフラン」「バキソ」 「フェナゾックス」「フルカム」「ブルフェン」「ポンタール」「ボルタレン」「ミリダシン」「モービック」「ランツジール」「ロキソニン」
エルゴタミン製剤
「カフェルゴット」「クリアミンA」「クリアミンS」
抗不安薬
精神的ストレスが大きくて気分が暗くなっている人にセロトニン受容体作動薬
脳にあるセロトニン受容体に働き脳血管の拡張を抑制、トリプタン系の薬を使う。トリプタン系内服薬は発作を予防できませんが、頭の血管だけを収縮させ、片頭痛発作を和らげます。早く効くので頭痛が襲ってきてからでも間に合います
■片頭痛治療薬
麦角アルカロイド
酒石酸エルゴタミンの配合剤
[カフェルゴット][クリアミンA、S]
メシル酸ジヒドロエルゴタミン
[ジヒデルゴット]
カルシウム拮抗薬
塩酸ロメリジン
[テラナス][ミグシス]
トリプタン系薬剤
安息香酸リザトリプタン
[マクサルト]
臭化水素酸エレトリプタン
[レルパックス]
ゾルミトリプタン
[ゾーミッグ]
スマトリプタン
[イミグラン]
「イミグラン」:100ヶ国で発売。
「イミグラン注3」(一般名はコハク酸スマトリプタン):
「グラクソ・ウェルカムが発売。片頭痛のほかに、年に1~2回、毎日ほぼ決まった時間に頭痛が1~2ヶ月続いて起きる群発頭痛への適応も日本で初めて取得した。
注射剤であるため内服薬より効果が早い。第三相臨床試験の結果、片頭痛は投与45分後に73.7%、群発頭痛は30分後に73.3%の有効率を示した。
片頭痛は月に1~2回、多い場合には週に2~3回の割合で発作的に強い頭痛が起こり、吐き気を伴う。
片頭痛や群発頭痛は、頭蓋内外の血管が異常拡張して炎症が生じた結果起こるとされている。イミグランは神経伝達物質の『5HT(セロトニン)』受容体に作用して拡張した血管を収縮させて炎症を抑える。
「英製薬大手のグラクソ・ウェルカムは、片頭痛治療薬のスマトリプタンの効果が、片頭痛がひどくなった時に飲むよりも、少し痛いときに飲んだ方が効果が高く、長い時間痛みを抑えられることを疫学的に明らかにした。118人の片頭痛患者の臨床試験で確かめた。
症状が軽いうちにスマトリプタンを100mg飲んだグループは2時間で約7割が改善した。これに対し、症状がひどくなってから飲んだグループでは、4割弱にとどまった。
スマトリプタンは「イミグラン」の商品名で同社が商品化している。日本では注射剤が使われており、錠剤は承認申請中だ。点鼻薬も開発しているという。
「イミグラン錠50」と「ゾーミック」が20日製造承認されました。
「アストラゼネカの「ゾーミック」(成分名:ゾルミトリプタン)とイミグラン(成分名:コハク酸スマトリプタン)はいずれも「トリプタン系」と呼ばれる薬で、ともに経口投与できる」
■
片頭痛の食事療法
◎片頭痛の引き金になる食品:
チーズ
チョコレート
赤ワイン
その他の食品をチェックしましょう
◎片頭痛は低血糖になると発症しやすいので、アメ(飴)などをなめると良い。
■
片頭痛の栄養療法
●ビタインB1
●マグネシウム
●カフェイン(ミルク・砂糖を入れてコーヒーを飲む)
■偏頭痛
漢方医学では「偏頭痛」が用いられてきました。「頭偏痛」ともいいます。
漢方医学の病証名には「偏頭風」が用いられ、発作時の疼痛は激烈で、痛みが頭の左右のどちらかにあり、他に痛みが無いもので、頭風の一種です。また、頭全体が痛むことを「正頭痛」と呼んでいます。
■偏頭痛の針灸ツボ
[天柱][完骨][和][隠白][頷厭]
(偏頭痛)「天柱」「天」「正営」「通天」「百会」「手三里」
以上、メモを。
♪ 当記事がお役に立ちましたらシェアして頂ければ嬉しいです。
zanmai @2016年03月31日
» ①②③④の順で設定できるはず。…